褥瘡は、看護ケアの質評価の重要な指標の1つになっています。褥瘡は、QOL(生活の質)の低下をきたすとともに感染を引き起こすなど治療が長期に及ぶことによって、結果的に在院日数の長期化や医療費の増大につながります。
当院では、WOC(皮膚・排泄)認定看護師を配置し、褥瘡予防ケアの維持や早期の発見・介入で重症化予防を行っています。また毎月開催される褥瘡対策委員会のなかで、新規発生の原因を分析し、褥瘡に応じた治療及びエアーマットの選別を行っています。各病棟では、院内ラウンド(褥瘡回診)や褥瘡スキルアップのための勉強会を開催し、処置の統一化を図っています。