三郷総合病院

 三郷中央総合病院は、昭和61年に三郷病院の名称で開設して以来、地域医療にいささかでも貢献できるよう職員一同研鑽を重ねてまいりましたが、皆様のご愛顧のお陰で30年を迎えることができました。この場をお借りして心から感謝申し上げます。

 さて、ご存知のように我国は高齢化が急速に進みつつあり、2025年には3~4人に1人が後期高齢者という超高齢社会の到来が確実視されています。この「2025年問題」を見据えた解決策として「地域包括ケア構想」が打ち出されて以来、わが国の医療業界は機能的に大きな変換をせまられ、全国的に包括ケアシステムが具現化されつつあります。  三郷中央総合病院におきましても地域における機能分担の一環として、本年7月からは慢性期障害者病床を急性期病床に変換し、高度急性期(ICU:8床)・一般急性期(223床)・回復期リハビリテーション(58床)に分化し再出発することになりました。
 特に、急性期医療につきましては3~5科当直体制(内科・外科・循環器科/心臓血管外科・脳外科・整形外科)を敷き、生活習慣病に起因する動脈硬化性疾患(狭心症・心筋梗塞・急性心不全・脳梗塞・脳内出血・クモ膜下出血など)や、緊急の外科疾患(吐血・下血・急性腹症など)、および整形外科疾患(骨折・外傷)に対し24時間緊急体制で円滑な治療を行っております。そして、できるだけ早く質の高い日常生活や社会生活に復帰して頂くため、急性期医療中あるいは急性期後の回復期医療は病状に応じて迅速かつ充実したリハビリテーションを提供しております。
 また、急性・慢性腎不全に対する透析療法を始め、高齢化に伴って増加する泌尿器科疾患・整形外科疾患(脊椎・膝関節症など)眼科疾患(白内障・網膜症など)・耳鼻科疾患(めまい)等に対しましても適切な医療を提供しております。 一方、皆様の健康管理のお役に立てるよう、予防医学活動(人間ドック等)を推進し、糖尿病などに代表される生活習慣病の早期発見・早期治療にも力を注いでおります。
今後も私たち職員は、医療を提供する上での基本姿勢として以下のような対応に努めてまいります。 医療とは、たとえ医学的に正しくとも一方的な押し付けの治療であってはなりません。まず病める人々が有する個々の価値観・取り巻く社会環境・家庭環境などをできるだけ理解することから始め、その上で納得できる最良の治療法を選択して頂くことと考えております。 従いまして、患者様の権利を遵守し患者様中心の医療を行うこと、そして情報公開・セカンドオピニオンにはいつでも応じることをお約束いたします。

 以上、三郷中央総合病院は「愛し愛され信頼される病院」としてご期待に副えますよう、職員一丸となって鋭意努力してまいりますので、皆様のご理解とご支援のほど宜しくお願い申し上げます。



2017.7.1 院長 大澤 秀文