整形外科
整形外科では頭部、顔面の疾患を除いた四肢の骨、関節、軟部・靭帯組織の疾患を扱っています。
対象疾患は外傷疾患の骨折・脱臼・靭帯損傷、変性疾患の膝や腰の変形性関節症や変形性脊椎症など、スポーツ外傷、炎症性疾患、軟部腫瘍などです。
三郷中央総合病院は二次救急病院で整形外科は毎週火曜日・水曜日・木曜日・土曜日・日曜日を常勤医または非常勤医で当直し必要があれば土日の週末でも手術が出来るように麻酔科の協力を得て準備をしております。その代表として大腿骨転子部骨折においては近年抗血小板薬を内服されている高齢者の方が多く骨折受傷から手術までの期間を短縮する事に努め、最近ではほぼ24時間以内に手術出来るようになりました。手術昨年の年間手術件数は約480例で主な症例は外傷疾患でした。
外来について
外来は常勤医と帝京大学病院からの非常勤医師で構成しています。
長寿高齢化が進む現在、健康寿命を維持することが社会的・経済的にも重要視されています。運動器疾患特に脊椎圧迫骨折をはじめとする脊椎疾患における歩行機能障害を防ぐことはその中でも重要な位置をしめています。体の中心にあり体を支える脊椎、またその中にある脊髄・神経疾患全般を対象とし、腰痛・頸部痛、手足のしびれから椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、脊椎靱帯骨化症、脊髄腫瘍、脊椎圧迫・破裂骨折から脊柱変形まで広く扱っております。手術で治せるものは手術治療を中心としながら患者さんの日常生活に合わせた適切な治療を行ってまいります。
脊椎センター長 三浦 亮