三郷総合病院

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前立腺癌疑い

前立腺癌は近年増加しており2001年には我が国における男性の癌の罹患率で直腸がんを抜いて第五位になりました。しかし前立腺癌による死亡率はそれほど高いわけではなく、転移を有する進行がんが減少し、治癒をめざせる早期がんが増えて来ています。
その要因としてはPSA(前立腺特異抗原)による前立腺癌の早期発見があげられます。PSAによる検診が果たして有意義なものかどうかについては、厚生労働省の研究班(がん検診の適切な方法とその評価法の確立に関する研究班)からは無意味との発表もありますが、泌尿器科学会では意味のあるものとの見解を採っており、まだまだ議論の余地のあるところです。
前立腺がんの症状としては、癌のために前立腺が腫大することによる排尿困難、癌からの出血による血尿や血精液症の他、転移によって起こる骨の痛みなどがあげられます。しかしこれらの症状が起こる状態は病気がかなり進行した状態であり、癌を根治することは非常に困難な状況です。 そこで症状の出ないうちに早期のがんを見つけることが重要です。ただし前立腺癌の中には非常に進行が遅く治療をしなくても寿命を左右しない癌がたくさんあるのも事実で、すべての癌を見つけて治療しなくてはならないというわけではありません。その辺りの兼ね合いをどうするのが正しいかというのも難問で、盛んに議論されているところです。
前立腺癌は極めて稀には30歳代で発症することもありますが、主として50歳以上の方の病気です。一般には50歳になったら年に一回PSAをチェックすることが勧められています。現在では人間ドックでもオプションでPSAのチェックのできるところが多くなっていますので、50歳以上の方で病院でPSAを調べたことのない方はチェックを受けておかれると良いでしょう。
その他に前立腺癌をチェックする方法としては、PSAより感度は劣りますが、直腸指診(肛門から指を入れて前立腺の後面を直腸の壁越しに触れる検査、図2参照)と経直腸的超音波検査(肛門から専用の超音波の機械を挿入し前立腺の内部を詳細に観察する検査)、さらにMRI検査があります。PSAのみでなくこれらの検査を組み合わせることでより精度の高い診断を得ることができます。
前立腺癌の特徴として遺伝的な要素も強いことがあげられます。親・兄弟に前立腺癌の方がおられる場合は40歳もしくは45歳で一度前立腺癌のチェック(PSA検査や直腸指診など)を受けることが推奨されています。
PSAの値が高い、あるいは直腸指診や経直腸エコー、MRIで所見があるということで前立腺癌が疑われることになります。

PSA(前立腺特異抗原)とは?

PSAはprostate specific antigenの略号で、前立腺だけで作られているタンパク質です。主として精液の中に存在し、精液の凝集を阻止する働きを持っていると言われており、生殖機能の中で役割を担っているようです。この一部が血中に入り体の中を巡っています。血中では特別な機能は持っていないと考えられています。血液を採取し血中のPSAの量を測定することで、前立腺の細胞に起こる異変を察知することができるのです。特に癌の存在する場合に高い値をとることから腫瘍マーカーと呼ばれています。前立腺に特異的なものですから非常に優秀なマーカーの一つとされています。ただしPSAにも欠点があります。癌だけでなく他の病気の存在によっても上昇するためです。前立腺肥大症や急性前立腺炎、慢性前立腺炎の他、加齢とともに数値が上昇することが知られています。
一般的にはPSAの値が4以上だと癌の心配をして詳しい検査(生検)を考慮することになります。4~10をグレーゾーンと呼ぶこともあり、この値の範囲の患者さんに生検を行うと4人に1人程度に癌が見つかります。10を越えていれば、癌の見つからない患者さんも勿論おられますが、進行癌の恐れもあり、より厳密な対応が必要になります。ただしPSAが低くても進行癌の場合もあるため、必ずしもPSAの値が病状を反映しないことを知っておくことも重要です。
若い方(60歳以下、あるいは65歳以下)では期待される余命も長いことから、より早期の癌を発見することが大切になります。生検を考慮するための基準をPSAの値が2以上とか2.4以上とかより厳密にする考え方もあります。しかし基準を厳しくすると不必要な生検をより多く行うことになり、そのバランスをどうとるかについての一般的な見解はまだでていません。
もう一つ知っておいていただきたいのは、PSAの絶対値だけではなくその経時変化も癌の有無を判断するのに重要なポイントとなることです。PSAが高いために生検を受けても癌が見つからなかった場合には引き続いてPSAを観察して行くことになりますが、徐々にPSAが高くなるような場合には再度生検を行うべきです。また、PSAが基準値より低くても毎年の人間ドックなどでの数値が上昇して行く時も要注意です。人間ドックでは通常基準値より低ければ「異常なし」というコメントが返ってくるだけです。せっかくのご自身の値ですので数値そのものの動きも確認して、上昇傾向があれば専門医に相談されることをお勧めします。
時に「PSAはどのくらいまで高くなるのですか?」という質問を受けます。私自身が経験したのは30000くらいの患者さんです。骨に転移があり治療にも抵抗性となっており、その後ほどなく他界されました。
また「どうやったらPSAが下がるんですか?」という質問もよく受けます。PSAは癌があるかどうかをみるための一つの指標ですから、PSAが高くても癌が見つからなければPSAそのものを下げる必要はありません。前立腺癌がある場合その治療を行えばPSAは下がって行きますが、癌が見つかってもいないのに治療をしてPSAを下げるのはおかしな話ですよね。

前立腺生検

前立腺癌を疑ったら、癌が実際にあるかどうかを確定するために生検を行うことが必要です。生検で得られる情報は癌の有無のみにとどまらず、癌がある場合にはその癌の性質(悪性度)や前立腺内での広がりの推定に及びます。それらは後の治療方針を決めて行くのに欠かせない情報になります。
前立腺は直腸のすぐ前に位置しており、前立腺にアプローチするのに肛門・直腸は非常に便利です(図2参照)。そのために直腸指診や経直腸的超音波検査が有用なのですが、生検も直腸の壁越しに針を刺して前立腺の組織を採取するのが一般的です。他に経会陰的(肛門と陰嚢の間の皮膚から)に生検を行う方法もあります。組織を採る部位も施設により様々です。一般的には6~12カ所の組織を万遍なく採取するのですが、施設によっては20カ所、30カ所の部位から採取するところもあります。当院では12カ所から採取することにしています。
麻酔も施設により様々です。無麻酔で行うところから腰椎麻酔(下半身が麻痺する麻酔)を行うところまであります。当院では仙骨硬膜外麻酔という麻酔を行っています。仙骨はお尻のすぐ上にある骨で、この中央部に穴があいており、そこに針を刺して麻酔薬を注入します。これによって肛門周囲の知覚が麻痺し、ほとんどの患者さんは痛みを感じずに検査ができます。人によっては麻酔が効き過ぎて暫く膝に力が入らず歩けなくなる方もいますが、少し休んでいただけはそのまま帰宅できます。
麻酔に10分、実際の生検に10分、終わってから30分ほど休憩して、その後実際に排尿をしてお帰りいただきますので、大体1時間ほどの検査になります。
合併症としては主として3つあります。一つは出血。血尿、血精液、血便です。出血で大きな問題になることはまずありません。極めて稀に輸血を要することがあります。二つ目は排尿困難です。前立腺そのものが生検によってむくんでしまうと、尿道を圧迫して尿の勢いが悪くなることがあります。もともと前立腺肥大があり、排尿困難のある患者さんでは尿閉(尿が全然出なくなってしまう状態)になることもあります。三つ目は急性前立腺炎です。直腸内の菌が前立腺に入り増殖すると39℃~40℃の高熱を発します。そうなると抗生物質の点滴などが必要となり、通常一週間程度の入院を要します。そうならないために生検前から予防的に抗生物質の内服を行っていただいています。それにより急性前立腺炎で入院を要する確率は1%程度に抑えられます。
生検は組織を針で採って顕微鏡で調べる検査です。検査結果がでるのに1週間程度かかりますので、通常は2週間後くらいに外来へお越しいただき、結果をお知らせしています。

前立腺肥大症

前立腺は膀胱の下にあって、尿道を取り巻いています(図1、図2)。男性にしか存在しない臓器で、精液の一部を作っており生殖には欠かせない臓器です。50歳前後から多かれ少なかれほとんどの男性の前立腺は腫大し始めます。その細かな理由はまだよくわかっていません。
肥大していない前立腺は20グラム前後と言われています。肥大してくると大きい患者さんでは100グラムを超える場合もあります。
前立腺が肥大すると外へ広がるだけでなく、中を貫いている尿道も圧迫されますので、排尿の勢いが悪くなります。それによって、トイレに行ったときにすぐにおしっこがでない、出始めても時間がかかる、終わったと思っても残った感じがする、という症状がでてきます。実際に残尿が多くなっている場合もあります。
一方で前立腺が大きくなること、あるいは残尿があることで、前立腺や膀胱をつかさどる神経が刺激を受け、そのために尿が近くなる、いても立ってもいられない強い尿意を突然感じてトイレに駆け込む、トイレに間に合わなくて漏れてしまう、という症状が出てくることもあります。
これらの症状は前立腺肥大のみならず、膀胱そのものの働きがうまく行かない時にも起こってきますので、きちんと区別して治療を進めていかなくてはなりません。
症状が強くなると日常生活の中でいつも尿のことが気になってしまって生活に影響が出たり、夜の尿の回数が増えて睡眠がうまく取れなくなったり、残尿が増えると難治性の膀胱炎になったり、ひどくなると尿閉といって全然尿が出なくなり、最終的には腎臓の働きが悪くなったりと、大きな問題を引き起こしてきます。
そういう場合にはきちんとした治療を受ける必要があります。
まずこれらの症状で受診された際には尿の検査、前立腺癌のチェックのためのPSAの採血、直腸指診(肛門から指を入れて前立腺の後面を直腸の壁越しに触れる検査、図2参照)、そして詳しい問診を行います。
治療としては、まずはα1ブロッカー(ハルナール、フリバス、ユリーフなど)を処方することがほとんどです。このお薬は前立腺部の筋肉の緊張を和らげて尿の勢いを改善し、さらには前立腺や膀胱の神経の刺激を和らげて尿の回数を減らす作用を持っています。血圧を下げる作用も若干持っていますので、立ちくらみなどに注意が必要です。
近年5αリダクターゼ阻害薬(アボルブ)も広く使われるようになってきました。このお薬は男性ホルモン(テストステロン)を活性型に変えるのを抑制する作用を持っており、数ヶ月かけて前立腺の大きさを3割前後縮小させることで、前立腺肥大症に伴う症状を楽にします。前立腺の腫瘍マーカーの PSAも数ヶ月で半分くらいに下げる作用があります。前立腺のがんの診断に影響がありますので、泌尿器科専門医と相談して服用を開始するのが良いと思います。
残尿が非常に多い場合には、尿道から膀胱へ管を入れる方法(尿道カテーテル留置や間欠的自己導尿法)を行う場合もあります。基本的にはこの方法は急場しのぎで、腎臓や膀胱の機能の悪化を防ぐために行います。
薬物療法で十分な効果が得られない患者さんには手術をお勧めします。現在主流となっている手術法は経尿道的前立腺切除術です。この治療では出血や水中毒という合併症もあり、大きな前立腺の手術には不向きとされていますが、経験を積んだ医師が施行するとほぼ安全に治療ができます。近年注目を集めているのは、内視鏡下にレーザーを用いて前立腺をくり抜くHoLEPという治療です。この治療では経尿道的前立腺切除術の欠点である出血や水中毒を起しにくいという利点があります。当院ではこの治療は行っていませんので、ご希望があれば適切な施設へご紹介申し上げます。遠慮なくお申し出ください。
2012年より当院では生理食塩水を用いる経尿道的前立腺切除術を開始致しました。この方法を用いますと先に述べました水中毒の心配が無く、より安全に手術が出来るようになりました。
年齢や他の病気との兼ね合いで手術が適さない患者さんに対しては、前立腺の中を貫く尿道の中に短い管(ステント)を留置して、尿の出を良くする治療法もあります。

経尿道的前立腺切除術

薬物療法で症状がうまくコントロールできない前立腺肥大症の患者さんにこの治療を勧めることになります。
手術前日に入院していただきます。手術は通常は腰椎麻酔(背中に細い針を刺して麻酔薬を注入し、おへそ付近以下の知覚や筋肉を麻痺させる麻酔です。通常は3時間程度で覚めます。)もしくは全身麻酔のもと行います。
尿道から切除鏡を挿入し、カメラで見ながら腫大した前立腺を電気メスで削っていきます。出血はやはり電気メスを用いて焼いて止めます。大きな前立腺になるとそれだけ出血量が多くなることになります。出血が多くなると輸血を要することもあります。また手術中視野を保つために特殊な水を流しながら手術を行うのですが、この水が大量に体に吸収されると水中毒を起して意識障害が出現することになります。この意識障害は適切に対応することで回復します。2012年から生理食塩水を用いて手術できるようになりましたので、この水中毒の心配はなくなりました。手術時間は通常1時間以内、100グラム前後の大きな前立腺では2時間程度かかることもあります。
終了後は尿道に管を留置します。削ったところの出血や炎症がある程度収まるまで管は入れっぱなしになります。通常は2(~3)日間くらいです。管を抜いた後は自分でトイレで排尿することになりますが、当初は頻尿、排尿痛、血尿を自覚することが多いです。痛み止めが必要なこともありますが、徐々に軽快していきます。退院は術後4(~5)日くらいです。
術後勃起障害や射精障害が出現することもあります。また手術したのにあまり排尿の症状が改善しないということもあります。長い年月の間に再び残った前立腺が腫大して治療が必要になることもあります。
削った組織は病理検査を行い、癌がないか調べます。癌がある場合その状況によってはがんの治療をお勧めすることもあります。
大きな前立腺(70グラム以上)ではある程度の出血が予想されますので、輸血を避けるために術前にご自身の血液を400mlもしくは800mlほどあらかじめためておく自己血貯血をお勧めしています。これにより輸血が必要となることはまずありません。

経尿道的尿管結石破砕術

尿路結石とは腎・尿管・膀胱・尿道にできる結石のことです。尿管結石では症状として腰背部痛、腹痛、悪心・嘔吐、血尿といった症状があります。直径5~7mm以下の尿管結石は自然排石する可能性がありますが、それ以上の大きさの結石では自然排石する可能性が低いため治療の必要性があります。腎・尿管結石の治療としては体外衝撃波結石破砕装置(ESWL)や経尿道的尿管結石破砕術(TUL)があります。当院では、軟性尿管鏡を用いた経尿道的尿管結石破砕術(flexible TUL:f-TUL)が可能です。軟性尿管鏡という細いファイバースコープを尿道から挿入し、膀胱を経由して尿管または腎臓内の結石を破砕します。結石破砕装置としてレーザーを使用しています。症例によっては術後に尿管ステントを留置する場合があります。合併症としては尿管損傷や尿管狭窄などが生じる場合がありますが、合併症の起こる頻度は非常に低いです。また2010年10月よりESWLを導入しました。

前立腺癌の治療


前立腺癌の病期分類

手術療法

前立腺と精嚢を摘出し膀胱と尿道をつなぐ手術です。骨盤内リンパ節郭清も行います。手術の適応としては期待余命が10年以上で前立腺内に限局するStageA、Bと局所進行癌であるStageCの一部が対象となります。手術の方法としては開腹手術、内視鏡補助下小切開手術、腹腔鏡下前立腺全摘除術などがあります。最近ごく一部の施設ではありますがロボット手術なども行われつつあります。当院では開腹手術のみ可能ですが、10cm程度の切開創で行っています。手術前に自己血を400ml貯血し、手術時間は3時間~3時間半、出血量は300~500ml程度で入院期間は10~14日程度です。尿道カテーテルは術後5日目に抜去しています。手術の合併症として直腸損傷、尿失禁やインポテンツなどがあります。インポテンツは症例によっては勃起神経を温存することである程度の機能を維持することが可能です。尿失禁は手術後6ヶ月には約95%の方が改善します。当院では局所進行前立腺癌でも根治を期待して積極的に手術を行っています。

放射線治療

外照射
StageA~Cが適応となります。リニアックという装置を用いて1回2Gyを照射し、癌の悪性度や進行度を考慮して36~39回程度照射するのが一般的です。三次元原体照射(3D-CRT)や強度変調照射線治療(IMRT)などといった照射方法があります。早期の合併症としては血尿・頻尿・排尿痛・排便痛、晩期の合併症としては放射線性膀胱炎や直腸出血などがあります。

小線源治療
ヨウ素125Iという放射線を発生する小さな針を前立腺の中に埋め込み前立腺癌の治療を行います。

その他の治療としては重粒子線や陽子線などの治療法などがあります。当院では放射線治療を行っていないため放射線治療を希望される患者様には他施設を紹介させて頂いています。

ホルモン療法

治療の適応としては主にStageC、Dに行われます。また高齢であったり、全身的な合併症のために手術療法や放射線療法が行えない患者様も適応となります。
前立腺癌細胞は精巣で分泌される男性ホルモン(テストステロン)の存在下で成長する性質があります。この男性ホルモンを除去して癌細胞を縮小させるのがホルモン療法です。内科的治療としてはLH-RHアゴニストの注射と抗アンドロゲン剤またはエストロゲン製剤を内服します。また手術による両側精巣摘除術(外科的去勢)が行われることもあります。しかしホルモン療法では悪性度の高い癌でしばしば再発することがあります。ホルモン療法の副作用としては性欲や勃起能の低下、ホットフラッシュ、骨粗鬆症などがあります。

無治療経過観察

全く治療をせずに定期的にPSAを採血して癌の進行状況をチェックしていきます。それぞれの治療には多かれ少なかれ副作用が伴いますので、現在の生活の質を大切にしたい場合や、癌が微小で悪性度が低い場合、症状のない高齢の患者様などが適応となります。しかし病状が心配な場合やPSAが連続的に上昇してきた場合などは、適切な治療を提案させて頂きます。

抗癌剤治療

ホルモン療法が効かなくなった前立腺癌は去勢抵抗性前立腺癌(castration resistant prostate cancer:CRPC)と呼ばれます。PSAの数値が上昇し、局所の病変が増大したり、リンパ節転移や骨転移などをきたします。骨転移が起きると(腰椎、骨盤、肋骨など)転移した部位に痛みが出ます。本邦ではホルモン療法が効かなくなった前立腺癌に対してドセタキセルという抗癌剤が保険適応となっています。ドセタキセルに加えてステロイド剤やエストロゲン剤を併用します。抗癌剤治療の副作用としては骨髄抑制や間質性肺炎などがあります。基本的には外来通院での治療が可能です。また骨転移が生じた場合に痛みを和らげたり、癌の進行を遅らせる目的でビスフォスフォネート(ゾメタ)なども併用することがあります。